35歳、妊活始めました。

結婚7年目、35歳から本格的に妊活スタート。広告代理店、フルタイム勤務の妊活、不妊治療についてアレコレ綴ります。

初めての採卵@六本木レディースクリニック

D14、遂にやってきました採卵日。

 

怖いのと、どんなんだろう?って興味と、遂に一歩前進!という期待感で、なんだかよくわからないけど緊張MAX。飲食NG、メイクもNGってことで、起きて着替えてハイ出発。土曜日だったので、夫もついてきてもらう。

 

病院指定時間の9時半に受付。5分ほどしてすぐに呼ばれる。いつも採血してもらう部屋のさらに左奥へ。初めて入る領域・・・。

 

「リカバリー室」というカーテンの間仕切りで簡易ベッドが並んでいるコーナーの一角に通される。ちょうどオペ室の前が本日の私のベッド。

 

途中、廊下に設置してある銭湯のロッカーみたいな、3個しかない小さいロッカーに貴重品を入れてください、ってことで持参していたバッグごとIN。鍵は自分で管理する銭湯方式です。

 

ベッドの上には浴衣仕立ての手術着。上下衣類は全部脱いで手術着に着替え。左腕に名前と生年月日とバーコードがついたネームタグを巻かれる。

 

点滴をするので、トイレに行ってから横になっていてください、と言われ待つことどのくらいだろう?かなり横になっていた気がする。隣のベッドの方が採卵終わって帰ってきた様子。ほどなくして、ようやく看護士さん登場。

 

右腕に点滴の針が刺さる。待たせてしまったからもう一回トイレに行ってきてください、と言われ、針を刺したまま点滴液がぶら下がったポールを転がしてトイレへ。ものの数歩の距離だけど、針刺したまま歩くのって嫌よね。病気の方の辛さをちょびっとだけ実感。

 

なんの点滴かわからなかったけど、麻酔前の準備なのかな。ちなみに、麻酔をする/しないで料金が21,600円違うので、する/しないは自分で選べるのだけど、私は8個採卵予定で、先生からも麻酔をした方が良いとの判断だったので、迷わず麻酔ありで。

 

すぐ呼びますから横になっててください、ってことでさらに待つこと10分くらい。時計外してたから時間がわからないけど、10時半くらいだったような。

 

遂に、歩いてオペ室へ。

 

テレビで見るみたいなまさにオペ室!培養士さんの仕事部屋と直結している様子。初めて培養士さんたちにお目にかかる。結構人数いらっしゃる模様。看護士さんは2人ついていただく。

 

内診台と同じような椅子に座って、開脚!いつもと違うのは、足を固定されること。心電図モニター、血圧測定モニターも繋がれ、まさにTHE・手術。頭では冷静に落ち着いているつもりだけど、足が緊張で勝手にガクブル震えだす。

 

培養士さん登場。ネームタグをスキャンされる。ここで使うのか。看護士さんから麻酔前の注射。この時点で足にスーッと感じて、ちょっと落ち着いてくる。

 

照明が落とされ、看護士さんがインカムで院長にGOサイン。遂に院長登場!!こんな状態で本日初対面です。よろしくお願いしますです、ハイ。

 

オペ室に入ってから、ここまでほんの数分。すーぐ仕事目線で考えちゃう悪いクセだけど、チームワーク抜群!かっこいい!とか感動してたら、先生から始めますの合図が。看護士さんから「麻酔入れたら数字を数えるので、後から一緒に考えてくださいね」と言われて、いーち、にー、さーん、よーん、ごー、ろくー、ななー、はーち……

 

そのあと数えた記憶がない。

 

遠くで声が聞こえるんだけど、まさに夢の中状態。映画「インセプション」の世界みたい。痛い感覚はなくて、膣の中をグッと押されている感覚はあった。

 

遠くで私を呼ぶ声が。何度も何度も。肩のあたりをバンバン叩かれているような・・・。

 

「ハッ」と気づいたら、現実に超叩かれてた!というか必死で起こされていた。看護士さんから「立てる?」と言われ、立たせていただき車椅子に乗せられてベッドに雪崩のように倒れこんだ。ような記憶があるけど、意識はほとんどなくて、夢の中で動いた感じ。そのまま再び落ちる。

 

声は聞こえるけど、体がまったく動かない。廊下を行き来する人の足音は聞こえる。しばらくして看護士さんが血圧測定にやってきた。まだおぼつかない感じ。再び目を閉じる。

 

何時間経ったんだろう?ものすごい尿意によって遂に覚醒。次の血圧測定まで待ってたほうがいいのかしら?と思いつつも我慢できなくて起き上がってみる。意外と大丈夫そうだったので、本日2回目のトイレwith点滴。歩くとフラつく。

 

ふと点滴の袋を見たら終わってるし!もう外してくれーと思いながら、点滴を転がしてベッドにカムバックして、もう少し寝ようかなと思っていたら2回目の血圧。点滴を外していただく。

 

培養士さんから説明があるとのことで、着替えて待機していると、一番奥の部屋に通される。病院のホームページにVIPルームとして紹介されているとこだ〜。

 

部屋に入ると、紙コップに温かい緑茶とポカリ、ビスコ、飴ちゃんが用意されていた。ありがたい〜。

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朝から何も食わず飲まずで、全部飲むよね、食べるよね。麻酔がまだ聞いているので痛みは特になく、むしろ食欲旺盛。ビスコを頂きながら夫に部屋に来るようメール。この時点で確か12時くらいだったと思う。採卵自体は10〜20分くらいだろうし、どんだけ寝てたんだ!麻酔の力恐るべし!

 

この後、培養士さんの話は次回に。